理系学生の茶の間のちゃ

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文章を書く事に悩みがある人すべてに読んでほしい。「新しい文章力の教室」がほんとに教科書

 

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こんにちは、ウタです。

 

文字を書いて文章を作る機会が増えると、誰もが考える事、そう文章力
ブログを始めたことで、明らかに今までよりも文章を作る機会が増えました。

そんなときに、いろいろなブログやサイトでおすすめされていた、「新しい文章力の教室」を読んで見たので、紹介します!

 

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 良い文章とは何なのか?

文章力を上げたい!いい文章がかけるようになりたい!
皆が思うことだし、私もいい文章をかけるようになりたかったのですが、いい文章って何なの?という疑問からこの本は始まります。

この本ではおしまいまで通して、「完読される文章が良い文章」ということに設定します。

ほんとに最後まで読んでもらうのって大変ですよね。
最後まで読んでくれないくれないってことは、

あーつまんね、別の記事のほうが面白いし、時間のムダ乙
って思われたことだもんね。

 

ここまで極端ではなくても、なんかこの文章読む気にならないなーって言うのは皆さん経験があると思います。その時に取る行動はそう、読むのをやめるです。
逆にこの文章は読みやすくて読んじゃうわってのもありますよね?そんな風に読んでもらえる文章を目指すことがこの本の目標です!

 

書く前の準備が最後の完成度につながる

じゃあ、どうやって完読される文章を作るのかが大事ですよね?

よっしゃ!面白い記事書くぞ!!出てこい俺の面白さ!!
カタカタカタ......

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カタカタカタカタ…

こんなのじゃダメだ!!

こんなとこでカタカタやらされたら面白い記事かけませんよね。
てか、一人のブース狭くない?予備校の自習室を思い出しちゃいますね。

 

本書では完読される文章を作るために、何よりも書く前の準備が必要だと言っています

書き始める前にまず「テーマ」を決める。そののち、「テーマ」のために「何を」「どれから」「どれくらい」話すか決める。

 

これってなんか、聞いたことあるなーと思ったらプレゼン作るときに似てますよね。

プレゼン作るとき、すぐにパワーポイントを開いて作業する人が多いとおもいます。
完成したものを見直すと言いたいことが支離滅裂になってて、あれ思ってたのと違うなー。ってのができちゃいますよね?
でも、時間がないからもういいや!!ってそのまま発表して、よくわからないって言われて。こんなはずじゃ.... って。

 

はい。全部自分のことです。

 

ブログでもプレゼンでも、どうして思ったことが伝えられないかを考えると、書いてるうち自分の伝えたかったことが少しずつ変わっていくからなんです。しかも厄介なのは、その変化が小さすぎて本人は気づけないところにあると思います。

いざ完成ってなったときに全体を見てみると、バランスが崩れていることに気づく。
気づいてもなんか変だと思うだけで、どこを直せばいいかわからない。

 下の積み木の絵がそれを表していて、一つ一つのズレは少しのズレだけど、全体を見ると明らかにバランスが崩れてる。理想としては左みたいに積み上げたいけど、なんとなく右みたいに積めてるからいいや、ってなってしまう。

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こんな風になんか変なブログやプレゼンになってしまう原因は、書く前の準備不足だと思います。完読される文章を作るために、書く前の準備が必要で、スタートからゴールをきっちりと決めて書き始めることが大事です。

 

書く前に「構造シート」を作って迷わないように

じゃあ、書く前の準備って具体的にはどう準備したらいいのよ!?ってなりますよね?

 

その時に本書では構造シートという、文章の骨格を作ることをおすすめしています。

この構造シートですが、簡単に言うとブログで言う見出しやプレゼンで言うスライドタイトルを箇条書きにして流れを整理するものです。

こんな感じでこの記事を書くためにも作ったよ▼

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これにならってこの記事の骨格も作ってみたけど、ホントに面倒くさい。
いいから文字を打ちたいーってなりました。

けど文章を打ってるときに力は発揮されます。それぞれで書きたいことがまとまっているから書きやすいのは間違いないです!
本書でも書いてありますが、文章を書いていくための地図が必要なのです。文章の森で迷わないようにするために。

作文の完成度は細かな技術の積み重ね

実はここまでの内容って、本の中の第一章だけの内容なんです。ほんの50ページくらい。

本書でもこう書いてあります。

第一章で紹介した構造的な作文法により、言いたいことが伝わる文章が書けるようになったとしましょう。けれどそれは及第点であって、そこから更に磨きをかけていかないと、完読してもらえる文章には達しません。

まずは、及第点で良くない?

ここから先の章では、点のつかいかたや、文法、文字の選び方など、テクニックの話になります。

これは正直奥が深いし、俗に言うブラッシュアップになります。更にいうなら、文章術みたいな本を読めば必ず書いてあることも多いです。

まず、私みたいに文章力を上げたい人は100点を目指すのではなく及第点を目指す。そのために文章を書くための準備として、何を書くかの地図を作って見てはいかがでしょうか?

実際にナタリーを読んでみて

この著者はコミックナタリーの初代編集長だった方です。

最後のあとがきにも

この本を買ってくださった皆様。どうか一度はナタリーを訪問してみてください。そしてここに書かれたことがウソか誠か、ツッコミを入れながら幾つかの記事を読んでいただけたら、願ってもない僥倖です。

とあったので、行ってみました!

natalie.mu

あーなるほどなーって思いました。
職業としてのライターとはたくさんのことを考えながら文章を作っているのだと。
ぜひみなさんも見てみると、何か得られるものがあるのでは無いでしょうか。

おわりに

気がつけば、この記事も2000文字を超えていました。

ここまで読んでくれたあなたは、完読をしていただけた人なのでしょう。本当にありがとうございます。
また、読んでくれたということは文章に少なからず悩みを持っているのでは無いでしょうか?この本をよむことで、またこの記事によってあなたの文章力が上がってくれれば嬉しいです!

 

以上!