理系学生の茶の間のちゃ

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【理系】ポスター賞を取るための6つのコツ

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こんにちは、理系学生のウタです。

そろそろ、大学の生活も終わるので、理系として大学で学んだことを記事にしていこうかなと思っている今日このごろです。

 

魅力的な発表をすることでもらえるポスター賞ですが、大きく6つのポイントに注意することでポスター賞をもらえる可能性がぐぐっと高まります!いわばポスター賞を取るにはコツがあります。

 

そんなポスター賞を取るためのポイント、言い換えれば魅力的な発表をするためのポイントを紹介します!

 

 

 ポスター賞について簡単に説明すると、学会では大きく2つの発表方法があります。

 

一つが口頭発表という大人数の前でプレゼンするもの。

もう一つが自分の身長くらいのポスターを作ってポスターを見に来てくれた人に対してポスターを使って研究を発表するポスター発表があります。

 

ポスター発表には優秀者に対してポスター賞という賞がもらえます。

ポスター賞は賞状はもちろんのこと、学会によっては副賞がもらえるし、経歴として書くことができます。業績として就活でアピールすることも出来るため、もらえるなら是非とももらっておきたい!という代物です。

 

そんなポスター賞をもらうにはコツがあると僕は思っています!

ポスター賞を何回ももらってきた僕がポスター賞を狙うときに気をつけるポイントを解説していきたいと思います!

 

 

ポスター賞を取るにはどうしたらいいのか?

ポスター賞はそれぞれの学会で決定されます。

それぞれどのような方法で選ばれるのかによって対策の仕方が異なります。 僕が学会に出て経験したポスター賞の選びかたは大きく3つの方法があります。

ポスター賞の3つのタイプ
  1. ポスターそれぞれに審査員が点数をつけて採点するケース
  2. 審査員が良かったと思うポスターに投票していくケース
  3. 前回はこの大学の学生だったから、次はこの大学の学生に取らせよう的な神の意志が働くケース

今回は一番上の審査員が点数をつけて採点するケースについて話していきます!

 

ポスター賞を取るには大きく2つの要素がある

審査員がどのような観点で点数をつけているのかが分かれば対策することが出来ます

では、ポスター発表の審査員はどのような点に注目して採点しているのでしょうか?ポスター賞を取るための審査基準は何なのでしょうか?
言い換えればどのような点に注意すれば、わかりやすい、魅力的な発表になるのでしょうか?

 

ポスター賞の審査基準には大きく2つの要素があります▼

注意する2つの要素
  • 視覚的な要素(ポスターのデザインとか)
  • 発表時の聴覚的な要素(発表の仕方とか)

の2つです

 

実はどれもこれも、フツーのことなのです。しかし全てがしっかりとできている人は少ないです。だからこそ、ひとつひとつをしっかりと注意して発表を作りましょう!

では、それぞれ細かく見ていきましょう!

 

【視覚的な要素】ポスターのデザイン

まずは視覚的な要素からです。視覚的な要素で注意することはグラフの見やすさ・文字の見やすさ・レイアウトの3つです。

グラフの見やすさ

研究発表では、ほとんどの場合グラフが登場します。グラフは見やすいように作ってください▼

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簡単にチェックできるポイントとしてはこんな感じかな?

 

グラフは3メートル先からでもグラフのおおよその内容が分かるくらいの大きさが目安です。(軸は見えなくても大丈夫です)

なぜ3メートルかというとポスターで最前列で聞いてくれている方は1メートルくらいの距離で聴いてくれています。更に人が集まると1.5メートルくらいまで人が囲う用になります。その後ろを人が通ります。▼

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その後ろを通る人にもグラフの内容が伝わるようにするために3メートルという基準を考えています。

 

文字の見やすさ

文字の見やすさは当然、大きい方が良いです!

 

じゃあ、大きいとは言ってもどれくらい?

というと先程の図の1〜2メートルにいる聴衆が見えるくらいの大きさにすればOKです!▼

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そもそもポスター発表で、文字だらけだと聞いている人が理解するのに時間がかかってしまいます。なるべく全体の文字量も少なく出来るように作ると良いと思います!

レイアウト

レイアウトは別の記事にしているのでそちらを読んでもらいたいのですが、オススメは1カラム状のポスターです

alcove.hatenablog.com

レイアウトに関して言えば、ぐちゃぐちゃに配置してなければ、大丈夫です!逆にわかりにくいレイアウトを作るほうが難しい....

 

ワンポイントとしては、ぱっと見たときにグラフが目立つように作られているといいですね!

 

【発表の聴覚的な要素】プレゼンの仕方

視覚的な要素で紹介したものはポスターを作るいわば準備の段階での注意点です。これから紹介する聴覚的な要素は、学会中にどうやって発表するかという、本番での注意点です。発表で注意することはストーリーのわかりやすさ・説明の分かりやすさ・ハキハキとしているかの3つです

ストーリーがわかりやすいか

理系の研究発表のストーリーはおおよその流れのテンプレートが存在しています。▼

alcove.hatenablog.com

基本的にはテンプレートに沿ってストーリーを作って欲しいと思います。しかし、学会に合わせて研究背景を作ることが必要です!

例えば数学系の学会で数学の新定理について話すときに、研究の重要さや応用などは言わなくても伝わる場合が多いでしょう。しかし、異なる学会(例えば、物理系の学会など)に参加するときは しっかりと研究背景を説明する必要があります。

他にも、研究の応用などをしっかりと話さないとダメだったり....などなど

学会によって特色が違うため学会の雰囲気を知っている先輩などに聞いてどんな背景が必要なのかをしっかりと確認しましょう。

 

説明がわかりやすいか

ストーリーがしっかりと作られていれば必然的に説明がわかりやすくなります。

ポスター発表では発表者であるアナタと聞いてくれる人が近いため、適度に「ココまでで何かわからないことはありませんでしたか?」と尋ねてあげるのも良いと思います。

 

何度も発表を行うと、聞いている人がわかっていない雰囲気がわかってくるようになります(険しい顔をしていたり、メモを取る手が止まったりなどなど)そんな時には説明を丁寧にしたりして理解しやすいようにしましょう!

ハキハキとしているか

これはもう元気に発表をしているかどうかです。

下を向いてブツブツ話すより、明るい方が印象が良いので明るい表情を心がけましょう!

 

ブツブツと話してしまう原因は、自信のなさが原因です。ポスター発表だからと言って手を抜かずに原稿を作り発表の練習をすることで、ある程度自信はつけられるので練習をしましょう!!

ポスター賞を取るための6つのポイント

ではココで6つのポイントを簡単にまとめます!

ポスター賞を取るための6つのポイント
  • 視覚的な要素(ポスターのデザインとか)
  1. グラフの見やすさ
  2. 文字の見やすさ
  3. レイアウト
  • 発表時の聴覚的な要素(発表の仕方とか)
  1. ストーリーのわかりやすさ
  2. 説明の分かりやすさ
  3. ハキハキとしているか

 

この6コのポイントに注意してポスター発表を行うことでポスター賞の可能性がぐぐっと高まります!ポスター発表をしない人にも、良いプレゼンをする時の最低ラインといえることばかりなので、自分の発表が出来ているのかを一度確認してみると良いのではないでしょうか?

おわりに

今回はポスター賞を取るために注意するべきポイントを紹介しました!

ポスター賞はもらえると自分に箔がつくし、自信も生まれるので是非とも狙っていきたいものですね!頑張って取っていきましょう!!